Z-STAR・XV・DIAMONDは何が違う?3球を選ぶ実戦テスト

「Z-STARシリーズを使ってみたいけれど、3種類の違いが分からない」

「Z-STAR、Z-STAR XV、Z-STAR ♦ DIAMONDのどれを選べばいい?」

ゴルフボール売り場で、この3モデルを前に迷った経験がある方も多いのではないでしょうか。

同じスリクソンのZ-STARシリーズでも、それぞれ狙っている性能のバランスには違いがあります。

2026年9月30日時点でダンロップ公式オンラインストアに掲載されている現行シリーズは、Z-STAR、Z-STAR XV、Z-STAR ♦ DIAMONDの3モデルです。メーカーはそれぞれを「優しさ」「攻め」「操る」という方向性で位置づけています。

ただし、ここで大切なのは、

「性能が高いモデルを選ぶ」のではなく、「自分のプレーで違いを確認して選ぶ」こと。

今回は3モデルの違いを整理しながら、コースで使うボールを選ぶための実戦的なテスト方法を紹介します。


Z-STAR・XV・DIAMONDの違いを最初に整理

まずは3モデルの方向性をシンプルに整理してみましょう。

モデル主な特徴選ぶときに確認したいポイント
Z-STARソフトな打感、直進性、アプローチ性能を重視した設計打感、曲がり幅、グリーン周り
Z-STAR XVドライバーの飛距離性能と、しっかりした打感を重視ドライバーの弾道、飛距離、パターの打感
Z-STAR ♦ DIAMONDアイアンのスピン性能を重視したバランス型アイアンの高さ、止まり方、距離感

ダンロップ公式では、現行Z-STARについて、シリーズ内でもソフトな打感と直進性、アプローチでの高いスピン性能を特徴として説明しています。

Z-STAR XVは、3モデルの中でもドライバーでの初速や飛距離性能を重視し、打感もしっかりめに設定されています。

一方、Z-STAR ♦ DIAMONDは、特にアイアンでスピンを入れやすい設計が特徴です。メーカーのテストでは、シリーズ内でアイアンのスピン量が多く、飛距離・アプローチスピン・打感については3モデルの中間的な位置づけとされています。

ここで注意したいのは、これらはあくまで製品としての設計上の傾向だということです。

実際の弾道やスピン量、飛距離、打感の感じ方は、ヘッドスピード、クラブ、インパクト、打点、使用するコースなどによって変わります。

そのため「飛ぶならXV」「止めたいならDIAMOND」と名前だけで決めるより、実際に比較したほうが自分に合うボールを判断しやすくなります。


Z-STARは「ソフトさ」とショートゲームを確認したい

Z-STARを試すときは、ドライバーだけで判断するより、

グリーン周りとパターの感覚まで確認する

ことをおすすめします。

現行Z-STARは、シリーズの中でもソフトな方向に設計され、メーカーはアプローチスピン性能と直進性を特徴として挙げています。

実戦では、

「フェースに乗る感覚が好みか」

「短いアプローチで距離感を合わせやすいか」

「パターで強く感じすぎないか」

といった部分を見ていきます。

打感については好みの影響が大きいため、柔らかければ良いというわけではありません。

特にパターでは、同じストロークでも音や感触によって距離感のイメージが変わる方もいます。


Z-STAR XVはドライバーとパターで違いが出やすい

Z-STAR XVを比較するときは、

ドライバーの弾道と、しっかりした打感が自分に合うか

を確認したいところです。

メーカーは現行XVについて、シリーズ内で高いスピン性能を維持しながらドライバーでの初速を高め、飛距離性能を重視したモデルとして説明しています。また、3モデルの中では打感もしっかりした方向です。

ただし、

XVに替えれば全員の飛距離が伸びる、という意味ではありません。

ボールの打ち出し条件はゴルファーによって異なるため、Z-STARやDIAMONDのほうが安定して飛ばせるケースも考えられます。

XVでは単純な一発の飛距離より、

「平均的な飛距離」

「左右への散らばり」

「向かい風での弾道」

「パターの音と距離感」

まで確認すると選びやすくなります。


Z-STAR ♦ DIAMONDはアイアンを重点的にテスト

DIAMONDを選ぶうえで重要なのがアイアンです。

メーカーもDIAMONDについて、シリーズ内で特にアイアンのスピン性能を重視したモデルとして位置づけています。ロングアイアンを含むアイアンショットでスピンが入りやすく、グリーンを狙う性能を特徴としています。

そのため実戦では、

「何ヤード飛んだか」だけでなく、グリーンに落ちてからどう止まったか

を見ることが大切です。

例えば同じアイアンで打ったとき、

キャリーはほとんど同じでも、最高到達点や落下の仕方、着弾後の転がり方に違いを感じる場合があります。

特に普段、

「アイアンでグリーンに落としても奥まで転がってしまう」

「長めの番手になると止めにくい」

と感じている方は、比較してみる価値があります。

ただし、グリーンの硬さや傾斜、風、打点によって結果は変化します。

数球だけの結果で判断しないことも大切です。


3球を選ぶなら「ドライバーから」ではなく短い距離から

ボール選びというと、最初にドライバーで飛距離を測りたくなるかもしれません。

しかしレッスン現場では、短いクラブから徐々に距離を伸ばして比較する方法も有効です。

理由は、ドライバーではスイングそのもののばらつきが大きくなりやすく、ボールによる差なのか、自分のショットによる差なのか判断しにくくなるためです。

おすすめの順番は、

  1. パター
  2. 短いアプローチ
  3. ウェッジ
  4. ミドル〜ロングアイアン
  5. ドライバー

です。

まずパターで「好き・苦手」がはっきりするモデルがあれば、そこから候補を絞れます。

次にグリーン周りで止まり方と距離感を確認。

その後アイアン、最後にドライバーへ進みます。

ボール選びは「一番飛んだ球を選ぶテスト」ではなく、18ホールを通して自分が扱いやすいボールを探すテストと考えると分かりやすいでしょう。


実戦テスト① パターで打感と距離感を見る

最初は3モデルを同じ距離から打ってみます。

ここではカップに入った数だけで判断する必要はありません。

見たいのは、

打った瞬間の音・感触と、自分がイメージした距離とのズレです。

Z-STARは比較的ソフト、XVはしっかりした方向、DIAMONDはその中間というメーカー上の位置づけがあります。

ただし、実際の感じ方には個人差があります。

「柔らかい=距離感が出しやすい」とは限りません。

自分が安心してストロークできるものを残していきましょう。


実戦テスト② アプローチでキャリーとランを見る

次はグリーン周りです。

できれば同じ場所、同じクラブ、似たライから3モデルを比較します。

ここで確認したいのは、

キャリーした場所と、そこからどれくらい転がったか。

Z-STARシリーズはいずれもウレタンカバーを採用し、現行モデルでは3モデル共通でアプローチのスピン性能向上が図られています。

その中でもZ-STARはアプローチ性能を特徴のひとつとし、DIAMONDはアイアンを含めたスピン性能とのバランス、XVは飛距離性能との両立を狙った設計です。

自分の普段のアプローチで、

「止まりすぎる」

「転がりすぎる」

「イメージ通り」

のどこに近いのかを比べます。


実戦テスト③ アイアンは飛距離より「着弾後」まで見る

アイアンではキャリーだけで判断しないようにします。

特にDIAMONDを比較する場合は、

高さ・キャリー・着弾位置・着弾後のラン

をセットで確認します。

メーカーの弾道比較では、DIAMONDはアイアンで高さと落下角度を確保し、グリーンで止めやすくする方向に設計されています。

一方で実際の結果は、ゴルファー自身の弾道によって変わります。

元々スピン量が多い方と少ない方では、同じボールでもメリットの感じ方が異なる可能性があります。


実戦テスト④ 最後にドライバーを比較する

最後にドライバーです。

ここでは「一番飛んだ1球」ではなく、

普段に近いショットを複数回打ったときの全体傾向

を見ます。

確認したいのは飛距離だけではありません。

左右の曲がり幅、弾道の高さ、キャリーとラン、ミスしたときの結果まで含めて比較します。

XVは飛距離性能を重視した設計ですが、Z-STARはドライバースピンを抑えて直進性を高める方向、DIAMONDはその間に位置するバランス型という違いがあります。

そのため、計測器を使える環境ならボール初速だけを見るのではなく、

打ち出し・スピン・キャリー・左右のばらつきをまとめて確認する

ほうが実戦的です。


「一番飛ぶボール」より「一番困らないボール」を探す

初心者〜中級者のボール選びでは、この考え方がとても大切です。

例えばXVで最長飛距離が出ても、アプローチやパターの距離感が合わせにくければ、18ホール全体では別のモデルのほうが使いやすい可能性があります。

反対に、DIAMONDのアイアン性能が魅力的でも、自分の弾道では大きな違いを感じないこともあります。

Z-STARが最も安心して使える方もいるでしょう。

ボール選びでは、

飛距離・方向性・アイアン・アプローチ・パターのどこを優先するか

を先に決めておくと、結果を整理しやすくなります。


30秒セルフチェック|最初に試すならどれ?

迷った場合は、次の考え方をスタート地点にできます。

  • ソフトな打感やグリーン周りを重視したい → Z-STARから比較
  • ドライバーの飛距離性能やしっかりした打感を重視したい → Z-STAR XVから比較
  • アイアンでグリーンを狙う性能を重視したい → Z-STAR ♦ DIAMONDから比較
  • まだ自分の好みが分からない → 3モデルを同じ条件で比較

これはモデルを決定する基準ではなく、あくまで試打を始めるための目安です。

実際の結果や好みには個人差があります。


ボールだけ替えても結果が分かりにくい場合がある

ボールを比較しても、

「全部同じように感じる」

「毎回弾道が違って判断できない」

という方も珍しくありません。

この場合、ボール選びの問題だけではなく、打点やフェースの向き、クラブの通り道などのばらつきが結果に影響している可能性もあります。

無理にボールだけで調整しようとするより、まず現在の弾道やインパクト傾向を整理したほうが判断しやすいケースがあります。

特にスイングを大きく変更してボールに合わせようとすると、かえってタイミングを崩すことも考えられます。

ボールテストでは、普段のスイングを大きく変えずに比較することが基本です。


まとめ|Z-STAR・XV・DIAMONDは「実際の18ホール」を想定して選ぶ

Z-STARシリーズの3モデルは、単純な上位・下位という関係ではありません。

Z-STARはソフトな打感・直進性・ショートゲーム、Z-STAR XVはドライバーの飛距離性能としっかりした打感、Z-STAR ♦ DIAMONDはアイアンのスピン性能を重視した設計という違いがあります。

ただし、本当に自分に合うボールはスペック表だけでは決めきれません。

パター
→ アプローチ
→ アイアン
→ ドライバー

という順番で比較し、

「どれが一番飛んだか」ではなく、「どれなら18ホールを通して安心して使えそうか」

を基準にすると、実戦に結びつくボール選びがしやすくなります。

GOLFGUTSでは、スイング解析や弾道測定を使いながら、現在のボールの飛び方やショット傾向を整理することができます。

「ボールを替えるべきなのか、まずスイング側を確認したほうがいいのか分からない」という方も、最初に現在地を確認してから考えると、必要な対策を整理しやすくなります。

自分の感覚だけでは判断しにくい場合は、まずスイング診断などで実際の弾道を確認してみるのも一つの方法です。

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