【ゴルフ豆知識】なぜ「バーディ」「イーグル」って鳥の名前なの?〜スコア用語の知られざる由来に迫る〜

こんにちは!ゴルフの楽しみといえば、プレーそのものはもちろんですが、知っているとちょっと得した気分になる“トリビア”もそのひとつ。

今回は、ゴルファーなら誰もが聞いたことのある**「バーディ」「イーグル」「アルバトロス」など、スコアの呼び名にまつわる鳥シリーズの謎**について徹底的に掘り下げていきます!

■ そもそも「バーディ」って何?どんなスコア?

まず最初に簡単なおさらいから。

  • バーディ(Birdie):規定打数(パー)より1打少なくカップイン
  • イーグル(Eagle):パーより2打少ないスコア
  • アルバトロス(Albatross):パーより3打少ない、超スーパーショット
  • コンドル(Condor):パーより4打少ない、いわば伝説のスコア

言葉としてはよく使うけれど、なぜ全部「鳥の名前」なのか、ちょっと不思議じゃありませんか?

■ 「バーディ」の起源:すべては一羽の“小鳥”から始まった

● 発祥はアメリカ、1899年の出来事

「バーディ」という言葉がゴルフ用語として最初に登場したのは19世紀末のアメリカ・ニュージャージー州。

ホフマン一家と友人たちがプレー中に偶然生まれた言葉だと言われています。

彼らがゴルフをしていたとき、1打少ないショットでカップインした仲間に対し、

“That was a bird of a shot!”

と叫んだのです。この「bird(鳥)」というスラングは当時、**「最高のもの」「かっこいい」「イケてる」**といった意味を持っていました。

つまり、「めちゃくちゃナイスショット!」というニュアンスでの“バード”が語源なんです。

そこから自然と、その1打少ないスコアを**“バーディ”**と呼ぶようになり、アメリカ国内で広まり、やがて世界へ。

● スラングから生まれた「鳥用語」

面白いのは、「bird」が当時のスラングだったという点。

現代日本で言うなら、

「あのショット、マジ神!」→「神ショット」→「神」

と略されていくような感覚です。

だから「バーディ」は、もともと**「小鳥」**という意味ではなく、「イカしてるショット」だったんですね。

■ 「イーグル」「アルバトロス」はどうやって決まった?

● バーディからの“上位互換”を作ろう!

バーディが「いいショット」なら、さらにスゴいショットには、もっとスゴい鳥を当てはめたらどうか?

そんな遊び心から、より大きく強そうな鳥が順番に登場するようになります。

  • **イーグル(Eagle)**=アメリカの象徴、鷲 → バーディの上位
  • **アルバトロス(Albatross)**=翼長3m超えの超大型海鳥 → イーグルの上位
  • **コンドル(Condor)**=実在する鳥で、体長3mを超える最大級の猛禽類 → ほぼ神話的存在

つまり、鳥の大きさ・強さ・レア度=スコアのすごさという構図が自然にできたんですね。

■ 世界での使われ方の違いと日本の事情

● イギリスでは「アルバトロス」よりも「ダブルイーグル」が主流

面白いことに、アメリカでは「アルバトロス(Albatross)」という言葉がよく使われますが、イギリスなどでは**「ダブルイーグル(Double Eagle)」**という言い方を好む文化もあります。

ただし、厳密には**“イーグル2回分”という言い方はおかしい**という意見もあり、今では「アルバトロス」に統一されつつあります。

● 日本でも「コンドル」は都市伝説レベル

ちなみに「コンドル」は、日本国内で達成された記録は存在しません。

世界でも過去に数例のみ。それも「パー5をホールインワン」などの特殊なケースです。

その希少性もまた、“神の鳥”として語られる理由でしょう。

■ ゴルフに鳥が多いのは偶然ではない?

ここまで読んで、「でもなんで鳥ばっかり?」と思った方。

実は、ゴルフと鳥はルールや文化、コース設計とも密接に関わっているんです。

● ゴルフ場=鳥がすむ自然環境

ゴルフコースは広大な芝生と森林に囲まれた自然空間。

実際、コースに鳥の名前がついているホールや、本当に鳥が住んでいるコースも多くあります。

  • 「ウッドペッカー・コース」
  • 「スワン・ホール」
  • 鳥がモチーフのコースロゴ

これらは偶然ではなく、自然と調和するスポーツとしてのゴルフが根底にあるため。

また、欧米では「バーディ・ウォッチング」とゴルフがセットになっている地域もあるほどです。

■ バーディを「チョコボール」に言い換えたら?

ここでちょっと妄想タイム。

もしもアメリカ人が「That was a bird of a shot!」ではなく、

“That was a choco of a shot!”

と叫んでいたら……

我々はいま頃、ナイススコアを「チョコボール」と呼んでいたのかもしれません(笑)

つまり、歴史のちょっとした偶然が、今のゴルフ用語を作り上げたんですね。

■ まとめ:バーディはスラング、イーグルはロマン、ゴルフは歴史と遊び心の融合

最後にこの記事のポイントをまとめておきましょう!

  • 「バーディ」はアメリカのスラング「bird(最高)」が語源!
  • そこから“より大きく強い鳥”である「イーグル」「アルバトロス」「コンドル」が派生
  • 鳥の大きさ・強さ・希少性=スコアの難易度
  • ゴルフ場自体が“鳥と共存する場所”でもある
  • 偶然と文化が混ざり合って、今のゴルフ用語が生まれた!

■ おまけ:マニアックトリビア

  • 「ターキー(Turkey)」=ボウリングの3連続ストライクの呼称 → ゴルフでも使う人がたまにいるが非公式
  • 「ペンギン」や「ダチョウ」は今のところ未採用(?)

■ 最後に:あなたの“バーディ”を記録しよう!

この記事を読んだら、きっと次のバーディはもっと嬉しくなるはず!

そして、「ああ、この1打には100年以上の歴史が詰まっているんだな」と思えたら、ゴルフがもっと楽しくなるはずです。

それではまた次回の“豆知識”でお会いしましょう!

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