竹谷佳孝(たけや・よしたか)は、2014年の国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」でツアー初優勝を飾ったプロゴルファーです。下部ツアーから出場権をつかみ、34歳で大きなタイトルに到達した、遅咲きの実力者といえる経歴を持っています。(日本ゴルフツアー)
最大の特徴は、アプローチとパッティングを軸にスコアを組み立てる技術、ラウンド中に流れを変える修正力、そして度重なる故障にも競技を続けてきた粘り強さです。
ここでは、竹谷佳孝のプロフィール、経歴、成績・実績、プレースタイル、周囲からの評価、怪我からの復帰状況まで分かりやすく解説します。(JGA)
竹谷佳孝のプロフィール【基本情報まとめ】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 竹谷 佳孝(たけや よしたか) |
| 英語表記 | Yoshitaka TAKEYA |
| 生年月日 | 1980年1月27日 |
| 年齢 | 46歳(2026年8月時点) |
| 出身地 | 山口県 |
| 身長・体重 | 169cm・69kg |
| 血液型 | B型 |
| 出身校 | 九州ゴルフ専門学校 |
| ゴルフ開始 | 18歳 |
| プロ転向 | 2006年12月1日 |
| ツアーデビュー | 2007年5月10日 日本プロゴルフ選手権 |
| 所属 | エー・エム・エス |
| 国籍 | 日本 |
| ツアー通算勝利 | 1勝 |
基本情報は、日本ゴルフツアー機構の選手プロフィールを基準にしています。体重などは媒体や更新時期によって異なる場合がありますが、現在のJGTO公式プロフィールでは69kgと掲載されています。(日本ゴルフツアー)
男子ゴルフは基本的に個人競技であり、竹谷佳孝も国内男子ツアーと下部のACNツアーを主戦場としてきました。JGTOの公式プロフィールには代表歴と利き手の記載がないため、公開情報からは断定できません。生涯獲得賞金は1億7590万2663円、ツアー通算勝利数は1勝と記録されています。(日本ゴルフツアー)
竹谷佳孝の経歴|野球少年からプロゴルファーへ
腰痛をきっかけに野球からゴルフへ転向
竹谷佳孝は、山口県の宇部鴻城高校で野球部に所属していました。しかし、高校2年時に腰を痛め、野球を断念します。
その後、父親に誘われたことをきっかけにゴルフを始め、高校卒業後は九州ゴルフ専門学校へ進学しました。学校を出た後は広島県で研修生として腕を磨き、2006年にプロテストへ合格しています。(日本ゴルフツアー)
同年には「日本プロゴルフ新人選手権」で優勝しました。ただし、プロ入り直後からレギュラーツアーに定着したわけではありません。QTと呼ばれる出場資格を争う予選会や下部ツアーを回りながら、少しずつ競技経験を積み重ねました。(日本ゴルフツアー)
2013年の下部ツアー優勝がキャリアの転機
竹谷佳孝の経歴における大きな転機が、2013年です。
下部ツアー最終戦「JGTO Novil FINAL」で優勝し、年間賞金ランキング2位に入りました。その資格によって2014年前半戦のレギュラーツアー出場権を獲得し、限られたチャンスを国内メジャー制覇へとつなげます。(日本ゴルフツアー)
2014年、日本ゴルフツアー選手権で初優勝
2014年の日本ゴルフツアー選手権では、首位タイから最終ラウンドをスタート。最終日に68をマークし、通算17アンダー、合計271ストロークでホールアウトしました。
李尚熹(イ・サンヒ)といったん同スコアで競技を終えましたが、競技委員会の裁定によって李に2罰打が科され、竹谷佳孝のツアー初優勝が決定しました。優勝賞金は3000万円で、5年間のシード権も獲得しています。(日本ゴルフツアー)
裁定の経緯が注目されやすい大会ですが、竹谷佳孝自身も最終日に5連続バーディを奪うなど、優勝争いの中心でスコアを伸ばしていました。2014年はその後も上位争いを重ね、年間賞金ランキング10位でシーズンを終えています。(日本ゴルフツアー)
竹谷佳孝の主な成績・実績一覧
| 年 | 主な成績・実績 |
|---|---|
| 2006年 | 日本プロゴルフ新人選手権 優勝 |
| 2013年 | JGTO Novil FINAL 優勝 |
| 2013年 | 下部ツアー賞金ランキング2位 |
| 2014年 | 日本ゴルフツアー選手権 優勝 |
| 2014年 | 国内男子賞金ランキング10位 |
| 2015年 | 1ラウンド当たり平均パット数1位 |
| 2015年 | サンドセーブ率2位 |
| 2019年 | 賞金ランキング65位で賞金シードへ復帰 |
| 2021年 | 日本ゴルフツアー選手権のイン9ホールで大会最少「28」 |
竹谷佳孝の公式記録上の国内男子ツアー勝利は1勝ですが、その1勝がツアープレーヤー日本一を争う日本ゴルフツアー選手権であることは、キャリアを語るうえで重要です。(日本ゴルフツアー)
また、2015年のパッティングとサンドセーブに関する上位記録、2021年に難コースの宍戸ヒルズで記録した9ホール28は、ショートゲームの安定感に加え、流れに乗ったときの爆発力も示しています。(日本ゴルフツアー)
竹谷佳孝のプレースタイル・強みを解説
アプローチとパッティングを軸にしたスコアメイク
竹谷佳孝のプレースタイルを最も端的に表しているのが、ショートゲームの強さです。
2014年の優勝争いでは、無理にすべてのピンを狙うのではなく、まずフェアウェイへボールを運び、得意のパッティングで勝負する方針を取っていました。
2017年の日本オープンでも、アプローチとパッティングが向上したことで、自分の勝負どころをショートゲームへ持っていけるようになったと説明しています。(日本ゴルフツアー)
2015年には、1ラウンド当たりの平均パット数で1位、サンドセーブ率で2位を記録しました。
サンドセーブ率とは、グリーン周辺のバンカーに入れたホールで、パー以上のスコアにまとめた割合です。グリーンを外した後でも大崩れを抑えられる点が、竹谷佳孝の大きな強みといえます。(日本ゴルフツアー)
コンパクトでも振り抜きの鋭いショット
ショットでは、クラブをやや短く持ちながら、歯切れ良く振り抜くスタイルが特徴です。
2014年の優勝時には、谷口徹が体格以上に振り抜きが良い点を評価し、手嶋多一もパンチ力と波に乗ったときの強さに注目していました。
単純な飛距離だけで勝負するのではなく、自分の身体特性に合った振り方と、アプローチ、パッティングを組み合わせるタイプです。(日本ゴルフツアー)
ラウンド中の修正力と爆発力
2021年の日本ゴルフツアー選手権では、9番ホールのミスをきっかけに、思い切って振り切れていなかったことへ気づきました。
その後、10番のチップインから5連続バーディを奪い、難度の高い宍戸ヒルズのイン9ホールを28でラウンド。大会最少ストロークを記録しました。
この内容からは、ミスの原因を競技中に整理し、自分本来の振り方へ戻す修正力が読み取れます。(日本ゴルフツアー)
竹谷佳孝の評価・専門家やファンの声
竹谷佳孝は、派手な長打だけで押し切る選手ではなく、パット、アプローチ、コースマネジメント、練習量を積み重ねて結果を出す選手として評価されてきました。
2014年の優勝時には、用具スタッフが、ウェッジの溝やソールが早く摩耗するほど練習していると説明しています。また、強化合宿の指導者からは、教えられた内容をそのまま取り入れるのではなく、自分に必要な形へ落とし込む姿勢が評価されました。(日本ゴルフツアー)
ファンから支持される理由の一つは、長い下積みを経てメジャーを制した経歴と、故障後も競技を諦めない姿勢にあると考えられます。
2025年の復帰時には、応援してくれる人やファンの存在を理由に、まだ競技を辞めたくないという意向を示しました。一方、近年は技術面だけでなく、膝や首などの状態を管理し、継続的に試合へ出場できる身体を整えることが重要な課題です。(日本ゴルフツアー)
竹谷佳孝の怪我・不調・スランプと復帰
竹谷佳孝は、高校時代の腰痛によって野球を断念し、ゴルフ転向後も膝や手首、肘、肩、背中、首の痛みと向き合ってきました。
2014年の初優勝後も左肘や肩、背中を痛め、2016年以降には複数の故障が重なりました。成績面でも苦戦するシーズンが続き、2017年と2018年は賞金シード圏外となっています。(日本ゴルフツアー)
それでも2019年に賞金ランキング65位でシードへ復帰し、2020-21年も資格を維持しましたが、2022年にシードを失いました。(GDOゴルフニュース)
さらに2024年の日本プロゴルフ選手権で左膝半月板を痛め、同年7月からツアーを離脱。10月には損傷部分を縫合する手術を受け、治療とリハビリに専念しました。
2025年8月に公傷制度を利用して復帰し、2026年はACNツアーの特別保障制度が適用されています。復帰時点で膝は万全ではないと本人が説明しており、競技へ戻りながら状態を確かめる局面にあります。(日本ゴルフツアー)
竹谷佳孝の今後の展望・注目ポイント
46歳となった竹谷佳孝は、若手と同じ舞台で年間の出場権を争うベテラン選手です。
本人は2025年の復帰時、すぐにシニアツアーへ移行するのではなく、レギュラーツアーで挑戦を続けたいという意向を示しました。2026年はACNツアーの特別保障制度を活用しながら、復帰後の競技活動を続けています。(日本ゴルフツアー)
今後の注目点は、第一に左膝の状態と連戦への対応、第二に試合勘の回復、第三に本来の強みであるアプローチとパッティングの再現性です。
過去の実績だけを根拠に上位進出を予測することはできません。ただし、国内メジャーを制した経験と、難しい状況でもショートゲームでスコアをまとめる技術は、復帰過程においても重要な土台になるでしょう。
まとめ|竹谷佳孝はどんなスポーツ選手なのか
竹谷佳孝は、野球を腰痛で断念した後に18歳でゴルフを始め、研修生と下部ツアーで経験を積み、34歳で国内メジャーを制したプロゴルファーです。
ツアー通算1勝ながら、パッティング、アプローチ、コースマネジメントに明確な強みを持ち、2014年の賞金ランキング10位や、2021年の9ホール28など印象的な記録を残しています。(日本ゴルフツアー)
近年は左膝半月板の手術から復帰し、再びレギュラーツアーで戦うことを目指しています。
竹谷佳孝が注目され続ける理由は、メジャー王者という実績だけではありません。自分の得意分野を磨き、怪我やシード喪失を経験しても競技を続ける、その現実的で粘り強いキャリアにあります。(日本ゴルフツアー)

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