直す順番を間違えてない?|伸びない原因を分解して“遠回りを減らす”考え方を提案
「練習しているのにスコアが変わらない」
「当たりが安定しない。たまに良い球は出るのに続かない」
「動画を見て真似してみたけど、逆に分からなくなった…」
レッスン現場でも、こうした悩みはとてもよく聞きます。
ここでいう「最短ルート」は、短期間で急に上手くなるという意味ではありません。
上達には個人差があり、体力・柔軟性・経験・練習環境でも変わります。この記事では、やみくもに頑張る“遠回り”を減らしやすい考え方としてお伝えします。
そして現場では、練習量そのものよりも、
**「何を優先して直すか」「直す順番」「客観的な確認」**が噛み合っていないことで伸び悩むケースも少なくありません。
この記事では、特定の流派に寄らない、レッスン現場で広く共有されている考え方をベースに
- 伸びない原因を“分解”して整理する
- 直す順番の考え方を整える
- 30秒でできるセルフ自己診断(※目安)
- その結果をスイング診断で確認する視点
を、落ち着いてまとめます。
「練習量」より結果に影響しやすい3つの要素
練習量が多いこと自体は悪いことではありません。
ただ、初心者〜中級者の方が迷いやすいのは、次の3つです(あくまで一般的な傾向です)。
1)“何を直すか”が1つに絞れているか
課題が3つも4つも同時にある状態で打つと、体は混乱しやすくなります。
結果として「今日は良かったのに、次の日はボロボロ」という波が出やすくなることがあります。
2)“直す順番”がスコアに近いところからになっているか
スイングは見た目を整えるほど難易度が上がることがあります。
一方、スコアに直結しやすいのは、見た目よりも 当たり方(コンタクト)・再現性・ミスの幅 だったりします。
3)“フィードバック”があるか(客観視)
自分の感覚と実際の動きはズレやすいものです。
動画や弾道、打点(芯に当たったか)など、目で確認できる材料があると改善の精度が上がりやすくなります。
直す順番を間違えやすい「よくある例」
ここは断定ではなく、よくある傾向として紹介します。
例A:球筋(スライス/フック)だけを先に直そうとする
曲がりが気になるのは自然です。
ただ、当たりが薄い・ダフる・トップするなどコンタクトが不安定な状態だと、曲がりの原因が毎回変わってしまい、直しにくくなりがちです。
例B:動画で見た「形」を先に作ろうとする
形づくり自体が悪いわけではありません。
ただ、自己流で強く真似すると、体に無理が出たり、タイミングが崩れたりする可能性があります。
※注意:痛みが出る動きや、可動域を無理に広げる練習は避けてください。違和感が続く場合は医療の専門家へ相談してください。
また、動画の「見え方」は撮影角度でも変わるため、判断が難しいときは専門家のチェックが安全です。
例C:「飛距離」を最優先にして再現性が落ちる
飛距離アップは魅力的ですが、ミート率(芯で当たる確率)や方向の幅が崩れると、スコアが遠のくこともあります。
まずは“当たりと方向のブレ幅”を整えた方が、結果として距離の伸びを感じる人もいますが、全員に当てはまるわけではありません(体の条件や持ち球によって差が出ます)。
30秒セルフ自己診断:あなたは今、どこで詰まりやすい?
下の質問に YES / NO で答えてみてください。
※これは厳密な診断ではなく、練習の優先順位を整理するための目安です。結果だけでフォームを大きく変えるのではなく、「何を確認すべきか」の材料として使ってください。
Q1:同じクラブでも、トップ・ダフリが日によって大きく変わる
Q2:芯に当たった感覚が少なく、打点がバラつく
Q3:狙いより「右 or 左」に大きく外れるミスが多い
Q4:力むと急に当たらなくなる/タイミングが崩れる
Q5:アドレス(構え)の作り方が毎回バラつきやすい
Q6:練習では良いのに、コースだとミスが増える
判定の目安(ざっくり)
- YESがQ1・Q2・Q5に多い → まずは「当たりの土台(セットアップ+コンタクト)」を整えると、遠回りを減らしやすいことがあります
- YESがQ3に多い → 「当たりの安定」を保ちつつ「フェース向きやスイング軌道の傾向」を整理すると良いことがあります
- YESがQ4・Q6に多い → 技術だけでなく「テンポ・ルーティン・状況耐性(プレッシャー)」が鍵になる場合があります
次の章で、ここをもう少し分解して「直す順番」の考え方を提案します。
伸びない原因を“4つの層”に分けると整理しやすい
レッスンでよく使う考え方の一つが、課題を層に分けることです。
下の層が不安定だと、上の調整が安定しにくくなることがあります。
層1:セットアップ(構えの再現性)
グリップ(握り)、姿勢、ボール位置、狙い方など。
ここが毎回大きく変わると、スイングを直しても結果が安定しにくい傾向があります。
層2:コンタクト(当たり方)
トップ・ダフリ・芯のズレ。
ここが整うと、弾道や方向の調整がしやすくなります。
層3:球筋(曲がり・出球の方向)
右に出て曲がる、左に出て戻る…などの傾向。
層1・2がある程度そろってから取り組むと、原因が見えやすいことが多いです。
層4:距離(飛距離・高さ)
スピード、打ち出し、スピン量などは複合要素です。
いきなりここから触るより、下の層を整えた方が結果につながりやすいケースもあります(目標や体の条件によります)。
“遠回りを減らす”考え方:直す順番はこう考えると迷いにくい
ここからは「一例」として、初心者〜中級者に多い優先順位を紹介します。
あなたの悩みがどこに近いかを照らし合わせてみてください。
1)まずは「構えをそろえる」から(層1)
スイング改造より先に、毎回なるべく同じ条件で打つことが大切です。
フォームが良いのに不調が続く方ほど、セットアップが日替わりになっていることもあります。
- いつも同じ“ルーティン”(立つ→狙う→構える)にする
- クラブや狙いで基本のボール位置は変わりますが、理由が曖昧なまま毎球大きく動かしすぎない
- 握りの強さが日によって変わりすぎないよう意識する
※グリップや姿勢などを「固定」しすぎると動きにくくなる方もいます。違和感が強い場合は無理に続けないでください。
2)次に「当たり(打点・ダフリ/トップ)」の幅を小さくする(層2)
曲がり以前に、当たりのブレが大きいと球筋も安定しにくくなります。
この段階では、難しい動きよりも
- 小さめの振り幅から始める
- 力感を上げすぎない
- 同じテンポで打つ
といった方向が合うことが多いです。
3)当たりが揃ってきたら「出球と曲がりの傾向」を整理(層3)
この段階で、フェース(クラブの面の向き)やスイングの通り道(軌道)の整理が役立つ場面が増えます。
大事なのは“正解探し”ではなく、自分の傾向を把握してミスの幅を小さくすることです。
4)最後に「距離・高さ」を積み上げる(層4)
飛距離や高さは、体の状態(柔軟性、筋力、既往歴など)にも左右されます。
無理な振り方はケガにつながる可能性があるので、段階を踏む方が安心です。
練習量より大事になりやすい「練習の設計」3つ
① 1回の練習で“テーマを絞る”
「当たり」「方向」「テンポ」を全部同時にやると、どれも薄くなりがちです。
まずはテーマを1つに絞ると整理しやすくなります。
② 数球〜10球くらいを目安に“確認”を入れる
打ちっぱなしで打ち続けると、ズレたまま反復してしまうことがあります。
- 数球〜10球ほど打つ
- 1回止まって振り返る(何が起きた?)
- 次は“1つだけ”意識して打つ
この流れが、遠回りを減らしやすいです。
③ 動画は「まずは1本撮って、1点だけ見る」
撮りすぎると沼に入りやすいです。
まずは、正面(フェースオン)か後方(ダウンザライン)を1本撮って、次のどれか1点だけ確認してみてください。
- 構えが毎回似た手順で作れているか
- フィニッシュまでバランスが残っているか
- ミスが出たとき、リズムが速くなっていないか
※注意:カメラ位置がズレると見え方が変わります。動画の解釈に自信がない場合は、専門家のチェックが安全です。
スイング診断で確認したいポイント(“正解探し”より“傾向把握”)
スイング診断の価値は、「型に当てはめる」ことよりも
ミスが起きる順番(原因の連鎖)を特定しやすいところにあります。
1)セットアップの再現性
- ボール位置が必要以上にバラついていないか
- 狙い(体の向き)がズレていないか
- グリップが日によって極端に変わっていないか
2)コンタクトが乱れる“きっかけ”
- ミスの直前にテンポが速くなる
- 力感が上がるとフィニッシュが止まる
- 小さい振り幅は当たるのに、大きくすると当たりが崩れる
3)球筋の“傾向”が一貫しているか
- 右に出やすい日が多い/左に出やすい日が多い
- ミスが「似た形」で出るか、毎回バラバラか
ここが整理できると、練習のテーマが絞りやすくなります。
自己流で頑張るほど大切にしたい「安全面」の話
ゴルフは反復が上達につながる一方、無理な動きを繰り返すと負担が溜まることがあります。
特に、腰・肘・手首・肩は違和感が出やすい部位です。
痛みがある状態でのフォーム修正や、可動域を無理に広げる練習はおすすめしにくいです。
違和感が続く場合は、医療の専門家へ相談してください。
(上達以前に、安全が優先です。)
まとめ:遠回りを減らすコツは「量」より「順番」と「確認」
- 練習量が多くても、直す順番が噛み合わないと伸び悩みやすい
- 優先順位は「セットアップ → 当たり → 球筋 → 距離」の順で整理すると迷いにくい(※一例)
- 30秒セルフ診断で“今どこが詰まりやすいか”を見立てる(※目安)
- 動画や診断で「傾向」を確認し、テーマを絞って練習する
この流れを作れると、必要以上に悩む時間が減りやすくなります。
レッスンスタジオへの自然な導線
もしあなたが今、
- 何を優先したらいいか分からない
- 動画を見ても原因が判断できない
- 当たりや曲がりが日によって大きく変わる
- 練習しているのにスコアが動きにくい
こう感じているなら、スイング診断で「原因の順番」を整理するのは有効な選択肢になり得ます。
レッスンでは、無理にフォームを作り替えるのではなく、
- 今のスイングの良い部分は残す
- ミスにつながる部分を“優先順位つき”で整える
- 1人で続けやすい練習テーマに落とし込む
といった進め方がしやすいのがメリットです(相性もあるので、体験などで確認できると安心です)。
必要なら、この記事の「セルフ診断結果(YESが多かった項目)」をメモして持ってきてください。
それだけでも、あなたに合った練習の組み立てがしやすくなります。
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