【悲運を乗り越えた努力の天才、ジェイソン・デイ】

こんにちは

ゴルフ ガッツのフロントです。

「努力した者が全て報われるとは限らん

しかし!成功した者は皆すべからく努力しておる!」

はじめの一歩、鴨川会長の名言です。

スポーツの世界、、報われない努力もたくさんあるのかもしれません。
成功する保証はないけれど、努力せずして得られる成功はないのかもしれません。

皆、努力し、チャレンジし、失敗し、たくさんの苦い経験を積んで成功を掴んでるんですね。

今回はそんな努力家の彼について紹介していきます!

《ジェイソン・デイ編》

  1. プロフィール

1987/11/12(32) 183㎝75㌔

プロ転向:2006年 出身地:オーストラリア・クイーンズランド州

国籍:オーストラリア

米国12勝(海外メジャー1勝)

◇世界ランク31位◇

ジェイソン・デイは1987年11月12日オーストラリアのクイーンズランド州ボーデザート出身。

母はフィリピン人、父がオーストラリア人の間に生まれたそうです。実姉2人と3人の異母姉、1人の異母兄の7人兄弟の末っ子として可愛がられて幼少期を過ごしたそうです。

ゴルフを始めたのはジェイソン・デイが3歳のころ。

ジェイソン・デイに父アルビンさんが仕事場のゴミ捨て場から捨てられていた3番ウッドを持ってきて「どっちが上手くなるか競争しよう」と言い始めたことがきっかけだったそうです。

ジェイソン・デイのゴルフの才能はすぐに発揮。その初めて手にしたクラブでテニスボールを庭の端まで飛ばして見せる天才ぶりだった。そんなジェイソン・デイにゴルフの才能を見た父はジェイソン・デイのゴルフへの興味を育てて、ビューデザートGCのジュニアメンバーへ押し込んだそうです。

ジェイソン・デイが9歳のとき、貧乏な家庭ながら父のアルビンさんは質屋からジェイソン・デイにクラブセットを買い与えたそうです。とても素敵なお父様ですね。

それまでシャフトを子供用に切った5本のクラブを使っていたジェイソン・デイはこの日のことを「人生で最高の日だった、天国にいるみたいだったよ。」とコメントしているのだからジェイソン・デイの幼心に刺さった出来事だったのでしょうね!!

父アルビンさんとはじまったジェイソン・デイのゴルフ人生でしたが、彼が12歳の時大好きだった父が突然、姿を消してしまったことで無味乾燥なものへと変わってしまったのですって・・父アルビンさんは胃癌だったそうです。

それからのジェイソン・デイのゴルフへの情熱は失われ、そのあて付けから学校に行けばけんかを繰り返したり、飲酒、たばこ、夜遊びと荒れた生活へと変貌していってしまったそうです。

しかし!これはジェイソン・デイの本心ではなかったことを母デニングさんは後で知ることとなります。

2017年3月、WGCテクノロジーズマッチプレー初日、会見場に姿を見せたジェイソン・デイは涙姿で試合を棄権することをメディアに告げた。母デニングさんが緊急手術をすることとなったのです。なんと、余命1年を言い渡されたジェイソン・デイの母デニングさんの病気は不思議にも父アルビンさんの命を奪った癌だったのです。

父の死以降、素行不良を繰り返していたジェイソン・デイを見た母はとても悲しんだそうです。

しかし、母デニングさんはジェイソン・デイが本当はゴルフが家庭の負担になることを知っていたからだと知ったのと同時に、父アルビンさんが生前、ジェイソン・デイを全寮制のゴルフの私立学校に入れたいと言っていたのを思い出したそうです。このことがデニンクさんにこの後家庭にとって厳しい選択をさせることとなった。

時がたつとジェイソン・デイは父の死から立ち直りたいと自ら考えるようになったそうです。そんなときジェイソン・デイはゴルフの盛んなボーディングスクール(全寮制の寄宿学校)のクラールビン・インターナショナル・スクールの存在を知り母に「あの学校に入りたい!」と申し出たんだそうです。

しかし、家庭は経済状態が非常に苦しかったため高額な学費を払う余裕はなかったそうです。

父アルビンさんの死以降、女手ひとつで姉2人とデイを育ててきた母デニングさんは家族四人で過ごしていた小さな家を二重抵当に入れ、姉ユンナはスーパーで働き家庭を助け、母はいくつもの仕事を掛け持ちして高額な学費をぎりぎりで工面、ジェイソン・デイの申し出を受け入れ、息子を更生させるためにボーディングスクールへと送り出したそうです。

ジーーンと話ですね( ;∀;)

〇タイガー・ウッズとの出会い、そして母の言葉

ジェイソン・デイのクラールビンでの初日のことをコーチ、クワットソンはこう振り返っています。

「最初の日に子供たちの当時の実力や能力を考えて、グループ分けした。そしてジェイソン・デイのグループが、ショートゲームエリアで練習していた時、ジェイソン・デイは『そんなことしたくない。僕はコースに出たいんだ』といってどこかへ消えてしまった。でもアカデミーが終わってから彼は私のところに謝罪にやってきて『間違っていました。あなたが一番良い方法を知っているのだから従うべきでした。もう、しません。』と言った。子供が自分の過ちを認めたんだよ。彼は違うな、と思ったんだ。勇気があり人を信頼できる。彼は我々を信頼していたんだ」

ボーディングスクール入学から1年後、ジェイソン・デイはクラールビンを出るとスワットソンを幕い、ブリスベンの南ジムブーンバにある自宅から列車で7時間掛かるヒルズ・インターナショナル・ゴルフアカデミーに入った。ジェイソン・デイはこの学校の友達に借りた一冊の本により自分のゴルフに対する考え方が一転したという。その本のタイトルは「タイガー・ウッズ」だ。この本を読み、ウッズが自分と同じ歳の時何をし、そして母や姉が自分のために何を犠牲にしてくれたのがわかったといいます。

そして一生懸命練習することで母や姉が再び自分に失望することがないということを知ったのです。それからのジェイソン・デイはこのスクールで朝の5時から日が落ちて暗くなるまで毎日毎日練習をしたそうです。

他の子供が自宅に帰るオフの日ですら一人残って一日中練習したそうですよ!これは母の「一生懸命練習しなければ、成功はしないよ」という言葉がジェイソン・デイのゴルフへの情熱を突き動かしていたのでしょう。

  1. 18歳でプロ転向、そしてアメリカへ

ジェイソン・デイの実力は学校では一番ではなかったといいます。しかし、誰よりの一所懸命練習したジェイソン・デイはオーストラリア全てのアマチュアのメジャー大会で周囲を圧倒したそうです。

オーストラリアで圧倒的な力を見せ、2006年、オーストラリアンジュニアランクキング2度目ランキング一位に輝いたジェイソン・デイを見たスワットソンは、母デニングにジェイソン・デイをプロへと転向させるよう説得したそうです。スワットソンはこの時のことを「デイは次のステップに進む必要があった」と語る。そしてスワットソンはともにアメリカに渡り、ジェイソン・デイのコーチ、キャディとしてデイを支えています。スワットソンの判断が正しかったことは証明された。ジェイソン・デイは2007年のネイションワイドツアー(下部ツアー)で賞金ランキング5位となりPGAツアーに昇格したそうです。

その同年、レジェンド・ファイナンシャル・グループ・クラシックでは19歳7か月のツアー最年少優勝記録打ち立てました。

また2010年、HPバイロンネルソン選手権ではオーストラリア人として最年少のPGAツアー優勝を飾る快挙も成し遂げ、そして2015年、自身初となるゴルフの4大メジャー、全米プロゴルフ選手権に優勝しました!

  1. ジェイソン・デイの奥さん!ツアー1の美人妻☆彡

ジェイソン・デイは19歳の時、メンタルコーチと訪れたレストランで現在の妻であるエリー・ハーベイさんひとめぼれ!そして猛アタックをしたそうです。ガッツ、ありますね~(笑)ジェイソン・デイもイケメンですし、これが正しく美男美女( *´艸`)そして2009年にご結婚されたそうです。

ジェイソン・デイの妻エリーさんもツアー1の美人妻と賞賛されており現在は2人の子供を設けて順風満帆な暮らしをしているそうです。素敵です!うらやましい!

もし、母デニングがジェイソン・デイを見捨てていれば彼は今頃刑務所のなかにいたかもしれない。

父の死で閉ざされたジェイソン・デイのゴルフ人生は、周囲の人々や家族の支えにより重く閉ざされかけていたその扉を再び開いて、ゴルファーとしての栄光、そして父としての幸せを手にしたのですね(^^)

  1. 飛ばしの要素が詰まったジェイソン・デイのパワフルなスイング

ジェイソン・デイのアドレスですがスタンスが、身長のわりに広くそれだけ¨土台¨をしっかりさせようとしているのでしょう、ワイドスタンスで下半身をがっちり固定させています。

そして足を広げることによって、下半身の回転が抑えられます。トップに行った時のベルトのバックルのズレが少ないですが、上半身は正面から左の肩甲骨がちゃんとみえるくらい捻られています。

“Xファクター”という、腰と肩の捻転の差がよく出ていて、これが飛ばしのポイントになっているようです。

下半身を固定して、上半身をねじり上げる。この筋力と柔軟性が爆発的な飛距離を生み出しているのですね!また、最近の飛ばし屋によくみられる特徴もあるようです。

手首のコッキングをゆっくりめに使い、バックスイングの段階でスイングアークを大きくしているそう。

それによって手が胸から離れていき出来る限り大きい弧を描いています。この大きなアークも飛距離を生み出すポイントだそうです。ダウンスイングでは左へのスエ―はなし、インパクト後左ひざがピシっと伸びている。

しっかりとパワーをためて腕を振っています。

非常にパワフルなスイングですね!捻転差にレイトコッキング、飛ばすための要素がつまっています。

アマチュアが参考にする場合は、、、GUTSのコーチ軍にいくつか聞いてみました!

ヒップローテーションが少ないことアドレスからトップまでベルトのバックルが少ないこと体を回すのではなく“捻じる”左腕が曲がらない

言葉ではなかなか難しいですが、飛距離を伸ばしたいんだ!ジェイソン・デイのスイングを真似してみたい!という方は是非参考に(^^♪

ジェイソン・デイについて、いかがでしたでしょうか!?

いつかのジェイソン・デイが言った言葉です。「僕はみんなと変わらない普通の人間だ。

誰でも夢を持っている。夢を諦めず努力を重ねていれば、なんでも成し遂げることができる」という名言のような言葉ですが、今まで何人かご紹介してきたプロゴルファーの方々も皆、目標を達成するのに何事にも全力で取り組んでいましたよね。結果がどうでるにせよ、何もしなければなんの結果もでないとはこのことですね!もちろん、ここまでくると生まれ持った才能もあると思いますが

スターになるためには「努力」この二文字が一番の近道なのかもしれませんね。

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