葉 昱辰(ヨウ・イクシン/Yu-Chen YEH)は、台湾出身の男子プロゴルファーです。大学時代に世界大学ゴルフ選手権で個人・団体の銅メダルを獲得し、プロ転向後は台湾男子ツアーで複数の優勝を記録。2023年には杭州アジア大会へチャイニーズタイペイ代表として出場し、日本のACNツアーにも参戦しています。(FISU)
葉 昱辰とはどのような選手なのかを端的に表すなら、アイアンとショートゲームを軸に、状況判断と粘り強さでスコアを組み立てる実戦型のゴルファーです。本記事では、葉 昱辰のプロフィール、経歴、主な成績・実績、プレースタイル、評価、今後の注目ポイントを、公表資料に基づいて整理します。(ゴルフダイジェスト)
※情報は2026年8月22日時点です。
葉 昱辰のプロフィール【基本情報まとめ】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 葉 昱辰 |
| 読み方 | ヨウ・イクシン |
| 英語表記 | Yu-Chen YEH/Yeh Yu-chen |
| 生年月日 | 1995年7月7日 |
| 年齢 | 31歳 |
| 出身・国籍 | 台湾 |
| 所属 | フリー |
| プロ転向 | 2016年11月中旬 |
| 本格的な競技開始 | 14歳から育成を受ける |
| 代表歴 | 2023年杭州アジア大会・チャイニーズタイペイ代表 |
| 身長・体重・利き手 | 公式プロフィールでは未掲載 |
日本ゴルフツアー機構の登録では、葉 昱辰は台湾出身の31歳で、所属はフリーです。身長、体重、出身校、ゴルフ歴、利き手などの欄は未掲載であるため、現時点で断定できません。(ジャパンゴルフツアー)
葉 昱辰はゴルフ一家で育ちました。父の葉彰廷氏は日本ツアーでもプレーしたプロゴルファーで、TPGAの理事長経験者です。母の連佩芬氏も北京アジア大会の代表経験を持ちます。葉 昱辰は14歳から両親の指導を受け、本格的な競技者としての土台を築きました。(ゴルフダイジェスト)
葉 昱辰の経歴|学生時代からプロまで
葉 昱辰の経歴で最初の大きな国際実績となったのが、2016年にフランスで開催された世界大学ゴルフ選手権です。男子個人で銅メダルを獲得し、チャイニーズタイペイの男子団体銅メダルにも貢献しました。大会には23の国・地域から学生ゴルファーが出場しています。(FISU)
当時の葉 昱辰は大学3年生で、すでにアマチュアとしてプロ競技に参加していました。2016年4月の大安建設オープンでは、アマチュアながらプロ部門2位、アマチュア部門1位となっています。(ゴルフダイジェスト)
同年11月中旬にプロへ転向すると、初めて出場したプロ競技のThreeBond TPGAチャレンジツアー最終戦で、通算145ストロークの優勝を飾りました。プロ転向から1か月に満たない時期の初勝利であり、その後の台湾ツアー定着につながるスタートとなりました。(ゴルフダイジェスト)
2018年には陳啓川先生紀念公開賽を通算10アンダーの278ストローク、2位に5打差で制し、台湾ツアーの本格的な4日間競技で初優勝。同年はTPGAの年間最優秀新人賞にも選ばれました。この賞は23人のゴルフメディア関係者による2段階の投票で決定しており、葉 昱辰のシーズンを通した活躍が評価された結果です。(ゴルフダイジェスト)
2020年には三花TPGA選手権で林文堂、張緯綸との3人によるプレーオフを制覇。通算6アンダーの282ストロークで並んだ後、プレーオフ2ホール目に約12フィートのバーディーパットを決め、台湾ツアー2勝目を挙げました。(ゴルフダイジェスト)
その後も台湾を主戦場としながら活動範囲を広げ、2023年杭州アジア大会では男子個人・男子団体にチャイニーズタイペイ代表として出場。2025年には日本のACNツアーで3試合に出場し、太平洋クラブチャレンジトーナメントで通算10アンダー、12位タイに入りました。(Oca Games)
葉 昱辰の主な成績・実績一覧
葉 昱辰の主な成績・実績を時系列でまとめると、次のようになります。
| 年 | 大会・実績 | 結果 |
|---|---|---|
| 2016年 | 世界大学ゴルフ選手権 | 男子個人銅、男子団体銅 |
| 2016年 | ThreeBond TPGAチャレンジツアー最終戦 | 優勝 |
| 2018年 | 陳啓川先生紀念公開賽 | 優勝、278ストローク・10アンダー |
| 2018年 | TPGA年間表彰 | 最優秀新人賞 |
| 2020年 | 三花TPGA選手権 | 優勝、282ストローク・6アンダー |
| 2023年 | 杭州アジア大会 | チャイニーズタイペイ代表 |
| 2024年 | 慶璉禾登豐公開賽 | 2位、270ストローク・18アンダー |
| 2025年 | 太平洋クラブチャレンジトーナメント | 12位タイ、206ストローク・10アンダー |
| 2026年 | 大戶人家公開賽 | 6位タイ、275ストローク・13アンダー |
2016年から2020年までの主なタイトルと表彰は、FISU、TPGA関連大会、現地ゴルフメディアの記録で確認できます。(FISU)
2024年の慶璉禾登豐公開賽では、初日に9バーディー、ノーボギーの63を記録し、コースの18ホール最少スコアに並びました。最終的には通算18アンダーで、優勝者に1打差の2位です。(Golf 高爾夫雜誌)
また、2025年の日本ACNツアー12位タイに続き、2026年8月の大戶人家公開賽でも通算13アンダーの6位タイに入りました。31歳となった現在も、台湾ツアーを中心に上位を争っています。(ジャパンゴルフツアー)
葉 昱辰のプレースタイル・強みを解説
アイアンとパッティングでチャンスを増やす
葉 昱辰のプレースタイルを判断するうえで象徴的なのが、2024年に63を出したラウンドです。この日は13ホールでパーオンし、22パットを記録。本人も好スコアの要因として、アイアンとパッティングの感覚が戻ったことを挙げています。(Golf 高爾夫雜誌)
単純にティーショットの飛距離だけで勝負するのではなく、グリーンを正確に捉えてバーディーチャンスを増やし、パットで仕上げる形が葉 昱辰の強みの一つです。2024年の優勝争いでも、本人は飛距離面では相手に及ばない可能性を認めながら、アイアンとアプローチでは対抗できるという認識を示していました。(ゴルフダイジェスト)
ショートゲームとコースマネジメント
2020年の三花TPGA選手権では、自身の好調な部分としてアプローチを挙げています。難しい旗位置、強い風、速いグリーンを踏まえ、無理な攻めを避けながら1打ごとの実行に集中しました。(ゴルフダイジェスト)
プレーオフでは、ティーショットを次打が狙いやすい位置へ運び、約50ヤードの第2打をピンから約12フィートにつけてバーディーにつなげています。緊張が大きい場面でも、コース状況を考えながら必要なショットを組み立てられることを示した勝利でした。(ゴルフダイジェスト)
こうした内容から、葉 昱辰は飛距離だけで相手を圧倒するタイプと断定するより、アイアン、アプローチ、パットと判断力を組み合わせる総合型と見るのが妥当です。状況に応じて攻守を切り替え、無用なミスを抑える展開を作れる点が特徴といえます。
課題は好調を4日間つなげる安定性
一方、2024年に63を出した際には、前週の大会で初日65の後に調子を落とした経験にも触れています。葉 昱辰は家族やコーチと原因を確認して修正し、集中力と実行力を継続することを課題に挙げました。(Golf 高爾夫雜誌)
2024年の慶璉禾登豐公開賽では最終的に自己ベスト級の4日間スコアを残したものの、優勝には1打届きませんでした。単日の低スコアを複数ラウンドで再現し、最終日の勝負どころまで維持できるかが、今後も成績を左右するポイントです。(Golf 高爾夫雜誌)
葉 昱辰の評価|専門家やファンの声
葉 昱辰に対する客観的な評価材料として最も明確なのは、2018年のTPGA最優秀新人賞です。メディア関係者の投票で選出されたことから、初優勝だけでなく、シーズン全体の成績や成長が評価されたと考えられます。(ゴルフダイジェスト)
また、2020年の主要大会で実績ある選手とのプレーオフを勝ち切ったことも重要です。難しいコース条件のなかで無理に攻めず、最後はバーディーを奪って優勝した内容からは、技術だけでなく判断力やプレッシャーへの対応力もうかがえます。(ゴルフダイジェスト)
ファンの評価について、信頼できる大規模な調査や統計は確認できません。そのため、「台湾で特に人気が高い」などと断定するのは適切ではありません。
ただし、台湾ゴルフ界で実績を持つ両親のもとで育ち、地元・淡水で主要タイトルを獲得し、代表戦や日本を含む海外ツアーにも挑戦している経歴は、ゴルフファンから継続して注目される要素になり得ます。(ゴルフダイジェスト)
怪我・不調・スランプとその克服
公表されている公式プロフィールや大会記録を確認した範囲では、葉 昱辰が長期離脱を余儀なくされた重大な怪我や、明確な復帰時期に関する信頼できる情報は確認できません。「葉 昱辰 怪我」「葉 昱辰 復帰」について、具体的な経過を断定できる情報は不明です。(ジャパンゴルフツアー)
競技面の不調については、技術とメンタルの修正を重ねてきた様子が確認できます。2018年の初優勝時には、スコアの増減を過度に意識するのではなく、目の前の1打が適切に実行できたかへ集中する考え方を示しました。(ゴルフダイジェスト)
2024年には、好スタート後に調子を落とした原因を家族やコーチと検証し、アイアンとパットの感覚を取り戻して63を記録しています。確認できる範囲では、葉 昱辰の立て直しは怪我からの復帰というより、課題分析と競技中の集中方法を改善する取り組みが中心です。(Golf 高爾夫雜誌)
葉 昱辰の今後の展望・注目ポイント
31歳の葉 昱辰は、若手育成段階ではなく、実績と経験を備えた中堅選手の時期に入っています。台湾ツアー2勝、国際学生大会のメダル、アジア大会代表、日本ツアー参戦という経歴を踏まえると、今後の注目点は「一度の好ラウンド」ではなく、4日間を通した安定性を高め、再び優勝争いを勝ち切れるかです。(ジャパンゴルフツアー)
2024年の2位、2025年の日本ACNツアー12位タイ、2026年8月の台湾ツアー6位タイは、異なる舞台でも上位に入る力が残っていることを示します。特に、アイアンの精度とパッティングがそろったときのスコア力は明確です。(Golf 高爾夫雜誌)
今後は海外大会で継続的な出場機会を確保できるか、天候や芝質、グリーンの速さが変わる環境でもショットとパットの再現性を維持できるかが、次の成長を判断する材料になるでしょう。これは将来の結果を断定するものではなく、これまでの本人の発言と大会内容から整理できる課題です。(ゴルフダイジェスト)
まとめ|葉 昱辰はどんなスポーツ選手なのか
葉 昱辰は、台湾ツアーで2勝を挙げ、世界大学ゴルフ選手権の個人・団体銅メダル、杭州アジア大会代表、日本ACNツアー参戦など、国内外で経験を積んできた台湾の男子プロゴルファーです。(FISU)
葉 昱辰の強みは、アイアンとショートゲーム、パッティング、冷静なコースマネジメントを組み合わせてスコアを作る点にあります。2018年の最優秀新人賞、2020年のプレーオフ優勝、2024年のコース記録タイとなる63は、その技術と対応力を示す代表的な実績です。(ゴルフダイジェスト)
今後は、好調な1日を4日間の結果へ結びつけ、台湾ツアーでの次の優勝や海外競技での上位進出を増やせるかが注目されます。派手な印象だけでなく、状況を読みながら粘り強く戦う点こそ、葉 昱辰が継続して評価される理由といえるでしょう。

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