はじめに
年末年始は、普段仕事で忙しいゴルファーにとってラウンドの絶好のチャンスです。忘年会や新年会の合間に久しぶりにゴルフ場へ行く方、帰省先で仲間とプレーする方も多いでしょう。
しかし、年末年始のゴルフ場には、普段の週末ラウンドとは違った注意点が数多く存在します。この記事では「混雑」「気候」「服装」「料金」「予約」「マナー」といった観点から詳しく解説していきます。
1. ゴルフ場の混雑事情
■ 予約は早めが必須
年末年始は帰省や休暇を利用してゴルフを楽しむ人が増えるため、人気コースは1ヶ月以上前から予約が埋まってしまいます。特に大晦日・三が日は混雑が予想され、スタート時間も限られるため、計画は早めに立てましょう。
■ スロープレーに注意
ラウンド慣れしていない初心者や久しぶりのゴルファーも多く、進行が遅れがちです。自分自身がスムーズに動くのはもちろん、待ち時間が長くなる可能性も考慮し、忍耐力を持って臨むことが大切です。
2. 年末年始ならではの気候対策
■ 朝晩の冷え込み
1月の早朝は氷点下になる地域も少なくありません。ティーグラウンドが凍ってティーが刺さらない、グリーンが硬くてアプローチが止まらない、といった冬特有の状況に直面します。ティーはプラスチック製や高さ調整が可能なものを用意しておきましょう。
■ 防寒と動きやすさの両立
・ヒートテックや機能性インナー
・防風パンツ
・ネックウォーマー、イヤーウォーマー
・カイロ(貼るタイプ)
などを組み合わせると、快適さが格段に違います。ただし着込みすぎてスイングが制限されないよう注意が必要です。
■ 霜・雪の影響
グリーンやフェアウェイが霜で真っ白になっていることもあります。ボールが転がりすぎたり、逆に止まってしまったりと普段とは違う挙動を見せます。ショット前に状況をよく観察しましょう。
3. 料金とプランの違い
■ 特別料金に注意
年末年始は「特別営業日」として設定されていることが多く、平日料金ではなく土日祝日料金、あるいはさらに上乗せされたホリデープランとなるケースもあります。普段より割高になることを想定しておくと安心です。
■ 食事付きプランの確認
正月期間はレストランメニューも限定的になることがあります。「年越しそば」「おせち風ランチ」といった特別メニューが用意される場合もあるため、事前に確認しておくと楽しみが増えます。
4. マナーとエチケット
■ 久しぶりの人とのラウンド
親戚や会社仲間など、普段は一緒に回らない人とラウンドする機会が増えるのも年末年始の特徴です。スコアやプレーの上手い下手よりも「楽しい時間を共有する」ことを優先する意識が大切です。
■ 飲酒に注意
お正月気分でついお酒を多めに飲んでしまうケースもありますが、飲酒運転は絶対にダメです。
5. 年末年始のゴルフを快適にするコツ
- スタート時間は遅めがおすすめ
霜が解けてからの方がコンディションは良好。9時以降スタートが理想的。 - クラブハウスでの待機時間を活用
到着したらストレッチやパッティング練習を入念に。寒さで体が固まったままプレーするとケガのリスクが高まります。 - 小物を工夫する
手袋を2枚持ち、濡れたら即交換。ボールは普段より硬めのモデルを選ぶと冬の飛距離ロスを軽減できます。 - 交通事情に余裕を持つ
帰省ラッシュや初詣の渋滞で到着が遅れるケースもあるため、普段より早めに出発を。
6. まとめ
年末年始のゴルフは、普段とは違う特別感があります。
・混雑を見越した早めの予約
・寒さ対策を意識した服装
・特別料金やメニューの確認
・仲間との時間を大切にするマナー意識
これらを押さえておけば、寒さの中でも心温まるラウンドを楽しむことができます。新しい年をゴルフ場で迎える――それはゴルファーにとって格別の喜びではないでしょうか。