「一生に一度は最高級な食べたいカニ」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?そんな夢のような時間を叶えてくれる場所が、東京・赤坂にひっそりと存在します。その名も 「赤坂きた福」。
ここは、ズワイガニとタラバガニの 最高峰 を堪能できる高級カニ料理専門店です。北海道や福井をはじめ、選び抜かれた産地から仕入れられるカニを、シンプルかつ丁寧に調理。カニ本来の甘さや旨みを余すところなく引き出す、至福のコース料理が楽しめます。
本記事では、実際に訪れた感想を交えながら、 お店の魅力、 料理内容、そして 予約のコツ まで徹底的にご紹介します。
赤坂きた福の基本情報とアクセス
店名:赤坂きた福
• 住所:東京都港区赤坂3-13-6 国際天野ビル 7階
• 最寄駅:東京メトロ千代田線「赤坂駅」1番出口より徒歩3分
• 営業時間:
• 夜:17:00~23:30(L.O. 21:30)
• 定休日:不定休(年末年始は休業)
• 席数:完全個室(2名~6名まで)
• 予算:1人 40,000円~100,000円程度
• 予約:完全予約制(電話予約推奨)
赤坂きた福のこだわり:なぜ“特別”なカニなのか?
赤坂きた福が食通たちに愛される理由は、ただ「美味しいカニ」を提供するだけではありません。そこには、オーナーの徹底したこだわりがあるのです。
• 産地直送の厳選カニ:
北海道や福井など、カニの名産地からその季節の最上級品だけを仕入れ。特に 11月〜3月 の冬の時期は、最も美味しいズワイガニが味わえます。
• 完全個室の贅沢空間:
1日数組限定のため、他の客の視線を気にすることなく、大切な人とゆっくり食事を楽しめます。照明やインテリアも控えめで、上質な空間が広がります。
• シンプルな調理法でカニの旨みを極限まで引き出す:
カニそのものの魅力を楽しんでほしいという想いから、無駄な手を加えず、刺し身、焼き、鍋といったシンプルな料理法で提供されます。
至福のコース体験:赤坂きた福の料理全貌
「赤坂きた福」で提供されるコース料理は、まさにカニ尽くしの贅沢なフルコースです。その一つひとつが、カニのポテンシャルを最大限に引き出した作品のよう。
1. 前菜:白子乗せ茶碗蒸し柚の香りをそえて
最初に提供されるのは、カニ酢のジュレにカニのほぐし身を絡めた一品。清涼感のある酸味とカニの甘みが絶妙に調和し、食欲を掻き立てます。「これから始まるカニの宴」に期待感が一気に高まります。
2.ふぐのテッサ&あん肝ポン酢
薄く透けるほど丁寧に引かれたフグの刺身は、まるで芸術品のよう。口に運ぶと、繊細で上品な甘みとコリコリとした歯ごたえが広がり、噛むほどに旨味がじんわり感じられました。あん肝ポン酢でとの相性も抜群で、柑橘の爽やかさがさらにフグの旨味を引き立てます。贅沢な一皿、まさに冬の味覚の王様といったところでしょうか。
3.フグの唐揚げ
揚げたてのフグの唐揚げに酢橘をひと絞り。サクッとした衣の中から、ふっくらジューシーなフグの身が顔を出し、上品な旨味が口いっぱいに広がります。そこに酢橘の爽やかな酸味が加わることで、後味は軽やかで、いくらでも食べられそうな美味しさ。シンプルながらも奥深い、この組み合わせはまさに絶品です。
4.せいこがにキャビア乗せ
せいこがにの繊細な身と濃厚な内子・外子を、カニ酢につけていただきました。口に入れると、甘みのある身とプチプチとした外子の食感、そして内子の濃厚な旨味が一体となり、カニ酢のほどよい酸味が全体をキリッと引き締めます。一口ごとに、冬の海の恵みを存分に感じられる、まさに贅沢なひとときでした。
※間人ガニ(たいざがに)について
間人ガニは、京都府京丹後市の間人港で水揚げされる最高級ブランドのズワイガニです。わずか数隻の小型船が行う「日帰り漁」によって、鮮度が抜群に保たれるのが大きな特徴で、その品質と希少性から「幻のカニ」とも称されます。
5. カニ刺し(間人ガニ)
続いて運ばれてくるのは、まるで宝石のように輝く ズワイガニの刺し身。
一口食べると、カニ本来の 甘み が口の中いっぱいに広がり、まるで絹のような滑らかな舌触りに驚きます。お店の方曰く、鮮度と産地にとことんこだわっているからこそ出せる味だそう。
6. カニしゃぶ(間人ガニ)
カニしゃぶを半生でいただきました。湯にくぐらせた瞬間、身がふんわりと花開き、絶妙な半透明の姿に。口に運ぶと、プリっとした食感と、蟹本来の甘みが際立ち、まさに口福の瞬間。火を通しすぎないことで、繊細な旨味がそのまま楽しめ、噛むほどに広がる上品な味わいがたまりません。すだち塩を軽くつけると、爽やかな酸味が加わり、さらにその美味しさが引き立ちました。
7.茹でガニ(間人ガニ)
しっかりと茹でたカニの爪はシンプルに塩で茹で上げられたカニは、素材そのものの甘みと旨味が際立ち、まさに極上の味わい。殻をむくと、みずみずしく輝く身がぎっしり詰まっており、口に運ぶとふっくらとした食感と自然な甘さが広がります。絶妙な塩加減がカニの旨味を引き立て、何もつけなくてもそのままで十分に美味しい一品。冬の海の恵みをシンプルに堪能できる、贅沢なひとときでした。
8. 焼きガニ(間人ガニ)
焼きガニをいただきました。炭火でじっくり焼かれたカニは、香ばしい香りとともに身がふっくらと仕上がり、箸でほぐすと湯気とともに旨味が広がります。一口頬張ると、甘みがぎゅっと凝縮され、焼くことで引き出されたカニの香りと旨味が口いっぱいに広がります。シンプルにそのままでも十分美味しいですが、軽くカボスを絞ると、さらに爽やかな風味が加わり、贅沢な味わいを堪能しました。
9. カニの天ぷら(間人ガニ)
サクッと軽やかな衣をまとったカニの身は、噛んだ瞬間にふっくらジューシーな甘みが広がり、カニの旨味が一層引き立っています。衣の香ばしさとカニ本来の繊細な味わいが絶妙に調和し、口の中でほどけるような贅沢な食感。塩を軽くつければ、その甘みがさらに引き締まり、上品な美味しさに感動しました。まさに素材の良さを活かした一品です。
10.こうらのせ(間人ガニ)
カニの甲羅のせをいただきました。香ばしく焼かれた甲羅の中には、カニ味噌とほぐし身がたっぷり詰まっていて、一口食べると濃厚な旨味とまろやかなコクが広がります。焼かれることでカニ味噌の風味がさらに引き立ち、口の中でとろけるような贅沢な味わいに。お酒との相性も抜群で、まさに冬の味覚の極み。甲羅の中に詰まった美味しさに、自然と箸が止まりませんでした。
11.〆のカニ雑炊
最後は「カニすき鍋」の出汁を使った 雑炊 は、まさに「至福の締め」。出汁の旨みと卵のふんわり感が絡み合い、何杯でも食べたくなる逸品です。最後の一口まで大満足の余韻が続きます。
12.デザートは代白柿(だいしろかき)
デザートは代白柿をいただきました。見た目はシンプルながら、口に入れた瞬間、そのなめらかな果肉と驚くほど上品な甘さに感動。渋抜きされたことで生まれる、まろやかで深みのある甘みが特徴的で、まるで自然が作り出したスイーツのよう。ほどよい柔らかさとみずみずしさが絶妙で、一つ食べるともう一つ手が伸びてしまう、そんなやさしい味わいでした。
予約は必須!「赤坂きた福」の予約方法とコツ
1日数組限定のため、 必ず事前に予約 しましょう。特に冬のシーズンは大人気なので、1〜2ヶ月前の予約が理想的です。
• 予約方法:電話予約が基本(ネット予約非対応)
• 人数:2名〜6名の個室対応
• 服装:カジュアルすぎないスマートな服装がおすすめ
まとめ:大切なゴルフの後の特別な日に行きたい至高のカニ料理店
「赤坂きた福」は、 カニの美味しさ と 贅沢な時間 を約束してくれる、唯一無二の名店です。日常を忘れ、大切な人と特別な時間を過ごす場所として、これ以上の選択肢はありません。
カニ好きなら、人生で一度は訪れてほしいお店。最高のカニ料理を堪能したいなら、ぜひ早めに予約してみてください。
あなたも、極上のカニ体験を「赤坂きた福」で味わってみませんか?