「練習には行っているのに、スイングが変わった感じがしない」
「動画を見て直しているつもりなのに、球筋が安定しない」
「何を優先して直せばいいのか分からない」
レッスン現場でも、こうした悩みはとてもよく聞きます。真面目な人ほど情報を集めて頑張るのですが、“頑張り方”と“直す順番”がズレると、努力の割に変化が見えにくくなる場面があります。
※タイトルにある「最短ルート」は、短期間で大きく変化することを約束する意味ではありません。ここでは、遠回りを減らすために「原因の切り分け」と「練習の優先順位」を整理する、というニュアンスで使っています。
この記事では、特定の流派に偏らず、レッスン現場で共通して使われる考え方に沿って、
- 変わらない理由(よくある傾向)
- スイング診断の進め方(考え方のひとつ)
- 直す順番の目安
- 自分に合う練習が見えやすくなる「1週間メニュー例」
をまとめます。
※スイングは体格・柔軟性・筋力・既往歴などの個人差が大きい分野です。ここで紹介する内容は一例として、違和感や痛みがある場合は無理をせず、必要に応じて専門家(コーチ・医療従事者)に相談してください。
この記事でわかること
- 「変わらない」と感じる背景に、技術以外の要素(練習設計・確認方法)が影響しているケース
- 球筋・当たり・動画から、原因を整理しやすくする診断の順番
- 直す優先順位をズラしにくくする考え方
- 初心者〜中級者向けの、偏りにくい1週間メニュー例
「頑張ってるのに変わらない」と感じやすい3つのサイン
現場でよくあるのは、次のような状態です。
- 良い当たりと悪い当たりの差が大きい
- 球筋のブレ(右・左、曲がり幅)が日によって大きい
- 直したいポイントが増え続けて、結局どれも定着しにくい
これらは「センスがない」という話ではなく、直す順番が合っていない、または確認方法(フィードバック)が足りていない可能性があります。
ゴルフスイングが変わらない理由|よくある傾向を分解する
ここからは断定ではなく、レッスン現場でよく見かける“傾向”として紹介します。
1)練習量より「何を、どう確認するか」が足りない
球を打つだけだと、良い・悪いの判断が「たまたま」に寄りやすいことがあります。
特に初心者〜中級者では、スイング中に起きていることを正確に感じ取るのが難しい場面もあります。
- 何を変えたいのか(目的)
- 変わったかどうか(確認)
- うまくいかないときの戻し方(再現)
この3点が曖昧だと、頑張っても変化が見えにくくなることがあります。
2)“結果”を変えたいのに、“原因”の練習になっていない
たとえば「スライスを減らしたい」のに、ずっとフォームだけを直している。
もちろんフォームも大事ですが、球筋は「クラブの当たり方」「フェース向き(面の向き)」「軌道」など複数要素が組み合わさって起こります。
つまり、球筋の悩み=フォームの問題と早めに決めつけると、遠回りになるケースがあります。
3)“補正”で当て続けてしまい、変化が見えない
人はミスを嫌うので、無意識に帳尻を合わせます。
たとえば「右に出そう」と感じた瞬間に手先で戻して当ててしまう、などです。
補正自体が悪いわけではありませんが、補正が強いと「動画で直しているのに球が同じ」ように見えることがあります。
この場合は、補正が入る前の小さなズレを見つけるのが、改善の糸口になりやすいです。
ゴルフ スイング 診断の基本|「フォーム」より先に整理する順番がある
スイング診断というと、フォーム(見た目)から入りがちです。
ただ、現場では次のように “結果 → 傾向 → 原因候補” の順で整理することが多いです。
ステップ1:まず「当たり(コンタクト)」を観察する
球筋よりも先に、芯に近いか・打点がどこに散るかを見ると、整理の材料が増えます。
- トウ側(先)に当たりやすい / ヒール側(根元)に当たりやすい
- トップ(上っ面)やダフリ(手前)が多い
- フェースの上め・下めに当たりやすい
※打点テープや簡易スプレーなどは便利ですが、練習場によっては使用ルールがあったり、使い方によってはクラブを傷めたりすることがあります。心配な方はショップやコーチに確認してください。
ステップ2:次に「球筋」を“事実”としてメモする
ここで大切なのは、原因を決めつけずに起きていることを整理することです。
- どこに打ち出しやすいか(右/左/真ん中)
- どちらに曲がりやすいか(右に曲がる/左に曲がる)
- ミスの最大の困りごとは何か(距離・方向・当たり・高さなど)
球筋はヒントになりますが、風・ライ・狙い方でも変わります。「この球筋=この原因」と単純化しすぎないほうが、誤解が減りやすいです。
ステップ3:最後に「セットアップ(構え)」と「リズム」を見直す
フォーム修正に入る前に、ここが整うことで改善のきっかけが掴める方もいます。
- グリップ(握り方)が毎回同じになっているか
- アドレス(構え)で力みすぎていないか
- テンポ(切り返しのタイミング)が速くなりすぎていないか
※細かい角度や形を自己流で固定しようとすると、手首・腰・肘などに負担が出る場合があります。違和感が出るやり方は避けてください。
直す順番を間違えない|伸びない原因を減らす“優先順位”の目安
「何から直すか」は人によって変わりますが、現場では次の優先順位で整理することが多いです(あくまで一例です)。
優先1:痛み・怖さがある動きは先にストップする
痛みがある状態での反復は、フォーム以前にリスクが高くなりやすいです。
痛みが続く場合は医療機関、または負担が少ない代替動作をコーチと相談するのも一つの方法です。
優先2:ミスの“土台”になりやすいセットアップを整える
スイングは動きが大きいので、土台がズレると毎回同じ修正が必要になりやすいです。
- 立ち方が毎回違う
- ボール位置が毎回ズレる
- グリップの強さ・向きが変わる
こういったズレは、練習の効果を見えにくくします。
優先3:「当たり」を安定させる(大きく変えすぎない)
初心者〜中級者は、当たりの再現性が上がるとスコアに影響しやすいです。
この段階では、フォームを大改造するより
- 小さめの振り幅
- ゆっくりめのテンポ
- 同じクラブで比較
など、“再現できる条件”を作るほうが整理しやすいことが多いです。
優先4:方向のブレを減らす(面の向きを大きく変えにくくする)
「まっすぐ飛ばしたい」は自然な目標ですが、実際には
- 打ち出し
- 曲がり
- 距離
が絡みます。
まずは“どっちに出やすいか”を小さくしていくと、次の調整がしやすくなります。
優先5:曲がり幅・距離は最後に積み上げる
飛距離アップや球筋の作り分けは楽しい反面、体への負担が増える場合があります。
当たりと方向の再現性が整ってから取り組むほうが、結果として遠回りが減るケースがあります。
自分でできる「簡易スイング診断」チェックリスト
セルフ診断は便利ですが、誤解も起きやすいので、チェック項目を絞るのがおすすめです。
① まずは「今日の困りごと」を1つだけ決める
例:
- ダフリが多い
- 右に出るのが怖い
- 当たりがバラつく
複数あるのが普通ですが、1回の練習で全部直そうとしないほうが、迷いが増えにくいです。
② 動画は「2方向」から始める(撮りすぎない)
- 正面(胸の前あたり)
- 後方(目標線後ろ、少し斜め)
撮影は周囲の安全と練習場のルールに配慮しつつ、まずはこの2方向から始めると整理しやすいことが多いです。
※打席内でのスマホ設置や三脚使用が禁止の施設もあります。無理に行わず、施設の案内に従ってください。
③ 「球筋メモ」を3行だけ書く
- 打ち出し:右/左/真ん中
- 曲がり:右/左/少ない
- 当たり:芯/トウ/ヒール/トップ/ダフリ
原因の決めつけはせず、“事実の記録”に徹します。
④ 変えるのは「1個」だけ
自己流で複数ポイントを同時にいじると、どれが効いたのか分かりにくく、体にも負担が出やすいです。
不安がある場合は、コーチに「優先順位」を整理してもらうほうが安心なことがあります。
1週間メニュー例|自分に合う練習が見えやすくなる設計(初心者〜中級者向け)
ここでは、極端に偏らない「整える→確かめる→積み上げる」の流れで一例を出します。
練習頻度は人それぞれなので、週1回の方は「Day1→Day3→Day7」のように間引いても構いません。疲労や痛みが出ない範囲で調整してください。
Day1:現状把握の日(診断の材料づくり)
- 同じクラブで、いつものスイングを撮影(正面・後方)
- 球筋メモを残す
- “困りごと1つ”を決める
目的:直す前に、比較できる材料を揃える
Day2:セットアップを整える日(動かない土台)
- ボール位置、構えの再現を意識
- 素振りを1回してから1球打つ、のように「準備→実行」をセットにする(急がない)
目的:スイング改造ではなく「毎回同じ条件」を作る
※混雑した練習場では周囲の迷惑にならない範囲で行ってください。違和感が出るやり方は避けましょう。
Day3:当たりを整える日(小さく、ゆっくり)
- 小さめの振り幅で“芯に近い当たり”を狙う
- うまくいった球のテンポをメモ(感覚でOK)
目的:大きいスイングより、再現性を先に作る
Day4:休息 or 軽い素振りの日(定着の時間)
- 休む、または短い素振りだけ
- 動画を見返して「良かった動き」を1つだけ言語化
目的:疲労を抜きつつ、気づきを整理する
Day5:方向のブレを減らす日(狙いをシンプルに)
- 目標を大きめに設定(“あの辺”でOK)
- 打ち出しの傾向をチェック(右に出やすい等)
目的:「狙いに対してどこへ出るか」を読みやすくする
Day6:コース想定の日(結果の確認)
- ルーティンをつけて打つ(構える時間を一定にする意識)
- 1球ごとに番手・狙いを少し変えてみる(やりすぎない)
目的:練習場の“打ちっぱなし用”から、実戦に寄せる
Day7:振り返りの日(次週の優先順位を決める)
- Day1の動画と比較
- 球筋メモを見て、変化があった点を拾う
- 次週は「当たり」か「方向」どちらを優先するか決める
目的:改善点より先に「良くなった点」を確認する(継続しやすくなる)
よくある誤解|頑張るほど迷いやすいポイント
「動画でプロっぽくなれば当たりが安定する」と思いすぎる
見た目は参考になりますが、体格や可動域、クラブの長さで“同じ形”が適切とは限りません。
フォームは結果の一部なので、当たりや球筋の傾向とセットで見るほうが判断しやすいことが多いです。
「飛距離アップ練習」だけで安定も良くなると思いすぎる
飛ばす練習が悪いわけではありません。ただ、当たりが不安定な段階で強く振ると、ブレが増えたり体に負担が出たりすることがあります。
順番としては、安定の土台があるほど取り組みやすい傾向があります。
こんなときは、レッスンでのスイング診断が向きやすい
セルフチェックはとても良い習慣ですが、次のようなケースは第三者の目が助けになります。
- 何を直すべきかが毎回変わってしまう
- ミスの種類が多く、優先順位が決められない
- 痛み・不安があって思い切り振れない
- 動画を見ても「どこが問題か分からない」
- 良い球が出ても再現できない
レッスンでは、球筋・打点・セットアップ・動きをまとめて見て、今の段階に合う「直す順番」を整理しやすくなります。
まとめ|“頑張り方”より「順番」と「確認方法」で変化は見えやすくなる
頑張っているのに変わらないときは、技術以前に
- 直す順番
- 1回の練習で変える量
- 変化の確認方法
が合っていないことがあります。
フォームを大きく変える前に、まずは
1)当たり(打点)
2)球筋の事実メモ
3)セットアップの再現
から整理すると、自分に合う練習が見えやすくなることが多いです。
ゴルフレッスンスタジオへの導線(押し売りではない選択肢として)
もし「自分では原因の切り分けが難しい」「動画を見ても判断がつかない」と感じたら、スイング診断だけでも受けてみるのは有効な選択肢のひとつです。
スタジオでは、今の球筋と打点の傾向から、無理のない範囲で“優先順位”を一緒に整理できます。
無理に矯正するのではなく、現状の良い部分を残しながら改善の糸口を作る、という進め方のスタジオもあります。気になる方は、お近くのゴルフレッスンスタジオや体験レッスンを活用してみてください。
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